気が利くって何?

仕事だけではなく、学校生活、クラブ活動、部活、アルバイト、ボランティア活動、バスや電車の車内、レストラン、居酒屋などの公共機関など、どこでもいいんですけど、気が利く人ってどこに誰といても気が利くと思いません?

そもそも気が利くってどのような事でしょう?

私が最初に意識したのは、学校の先生に気に入られたくて先生の考えを先読みして、必要とするものを予め準備したり、先生が欲しそうな意見を言ったりしてたように思います。

部活をやれば先輩の顔色を伺って、タオル、水筒、着替えの準備をし、社会人になると飲み会では、先輩のグラスが空く直前に次の飲み物を聞きに周り、他部署の諸先輩方にもお酒ついで回り、今思えば気が利くアピールをしていたように思います。

お前は気が利くな。って言われると有頂天になり益々、拍車が掛かっていたように思います。

今でこそ私はコーチングを学び実践する中で、他人軸ではなく自分軸で物事を考える事が大事って説いている立場なのですが、私の10代、20代は完全に他人軸で思考回路が出来上がっていたように思います(笑

じゃ〜今となっては、気が利くって概念はないですか?

と問われると、決してそのような事はないんですよね。

コーチング、自己肯定感って話をすれば、自分軸って物凄く大事ですよ。

でも自分軸だけで生きていたらどうなると思いますか?

そう、コミュニケーションで苦労すると思います。自分の主観、主義、主張ばかりを発信していたら、誰も近寄って来なくなってしまうような気がしますよね?

実際そうだと思いますよ。かと言って他人軸ばかり気にしていたら自分の自己肯定感が薄れて、疲弊してしまうと思います。

じゃどうしろって?

世の中、白黒ばっかりじゃないと思うんですよね。私はグレイがあっていいと思いますし、むしろ世の中ってグレイばっかりじゃないですか?

ずるいとかじゃなくて、私はバランスを取りながら、濃いグレーと薄いグレーの間で生きれたらいいかな?って本心で思います。

コーチがコーチィに黒か白を求めるから、コーチィは柔軟性のある答えが出せなくなってしまうと思うですよね?

正論、極論を主張されれば正にその通りなのですが、じゃそれが絶対ですか?って聞かれれば決してそんなことはないと思うんですよね。白か黒ばかりを問い詰めたら逃げ場がなくなってしまうと思うんですよね。

組織人として他人との営み、コミュニケーションを取らなければならない中で、気が利く。って能力はプラスに作用すると思います。しかしながら、自分のアイデンティティを殺してまで優先することでもないと私は思います。

気が利くとは物事を先読みして、他人の痒いところに手を差し伸べる。って事になるでしょうか。それって素晴らしいスキルだと思います。しかしながら固執してそれに溺れると本質を見誤る気もします。

私はコーチとしてコーチィのバランス感覚を養う。って時間を大切にしたいな。って思います。

さぁみんなでバランス感覚を磨こうではありませんか!

本日も訪れてくれてありがとうございました。

Have a nice your journey!

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