自己認識

仕事だけでなく、運動や勉強もそうですかね。ひょっとしたら恋愛や車の運転、趣味の世界も含め何でも通じる部分があるかも知れません。

自分自身を客観的に評価し、何ができて何ができないのか?何が得意で何が苦手なのか?何に興味を持てて何に食指は動かないのか?

自分の置かれた状況を正しく認識し、自分は何を求められているのか?与えられた環境の中で自分が備えているスキルのうち何を使ってアウトプットに繋げるのか?

口で言うほど簡単ではないんですよね。冷静に自分を客観的に判断するのって。熱量が多ければ多いほど周りが見えなくなって主観が増えるだろうし、好きな事なら自信を持って臨めるかもしれませんが、苦手意識があると必要以上に事象から逃げてしまうようにも思います。

例えばですが、勉強は自己認識が上手なので苦手科目の補習であったり自主学習を効率的に実践できて苦手を克服することがで可能なのに、好きなスポーツは自己認識が甘くなって自分の長所しか見えずステップアップに必要なポイントが見えなくなってしまい、結果、成長に時間がかかってしまう。

このような事は多々あるかと思います。

車の運転や恋愛もそうですが、自分が上手く出来ている。ってのは所詮主観であり、客観的な自己認識ではないんですよね。

自分はできている。自分は理解している。自分は自分の求める水準にある。って思ったら人って成長しなくなるじゃないですか?

コーチはコーチィに正しい自己認識ができるように手助けする役割も担う必要がありそうです。

コーチィのプライドを傷つけないように気をつけながら、コーチィの内省に語りかける質問が必要になって来そうですね。若しくは本人がGapに気付くような目標設定をしたりするのも効果的かも知れません。

このままでは部署の目標が達成できません。問題はどこにあると思いますか?何が原因で結果が出ていないのでしょう?その問題を解決できる可能性があるのは誰だと思いますか?具体的に何をすれば問題の解決につながると思いますか?

などなど、自身の解をコーチィに示すのではなく、コーチィの内省に働きかけることでコーチィは当事者意識を持つのではないでしょうか?

目標を達成するには、いつまでに⚪︎⚪︎が必要である。しかしながら現状はここにいる。そのGapを埋めなければ⚪︎⚪︎が未達になってしまう。よって△△さんにはいつまでに⚪︎⚪︎を習得する必要がある。

といった感じてコーチとコーチィが問題を共通認識として持ち、且つコーチィのActiionを具体的にすることでコーチィのやるべきことが明確になるのではないでしょうか?同時にコーチィは現状を客観的に自己認識することにも繋がるかと思います。

優れたコーチというのは客観性を持ち、コーチィに対して押し付けることなくコーチィの内省に働きかけ、同じ目線で一緒に歩んでいくという意思を示せる能力が求められそうですね。

いっしょにがんばりましょう。

Have a nice your journey!

コメント

“自己認識” への1件のコメント

  1. Give_sanのアバター
    Give_san

    過去分も含めお気軽にコメントどうぞ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です