見返り

バレンタインDayにチョコレートを送ったら、ホワイトDayのお返しは期待しますか?

彼の誕生日に心を込めたプレゼントを送ったら、自分の誕生日には何がもらえるか?期待してしまいますよね。

旅行のお土産を友人にあげたら、後日、友人からお返しを頂戴した。

下世話な話ですが、自分が期待するほどの見返りを得られなかった場合に人は落胆し、想定を超える見返りを得た時に感動を覚えるのではないでしょうか。

それは他者に対してだけでなく、自分自身に対しても言えることかと思います。

運動部に所属して一生懸命努力したが、試合で結果が出ない。

何度もお菓子作りに挑戦するが、なかなか思い通りの出来栄えにならない。

プレゼンの練習を何度もやったにも関わらず、本番は緊張して話の内容を飛ばしてしまった。

似たような経験はどなたにもあるのではないでしょうか?

自分に期待した分、結果が伴わなければ落胆しますよね。

一方で、

貴方が母親だったとして、子供にお弁当を作ること。

貴方が看護師さんだったとして、患者さんに寄り添うこと。

貴方が住職だとして、仏前でお経を唱えること。

これらは相手の見返りを求めるのではなく、自らの役割を全うすることが先に来ていると思いませんか?

コーチも本来であれば見返りを求めず、コーチィに寄り添うことに全うできれば良いのですが、やはりコーチも人間であり、自分の熱意や費やした時間などを考慮すると、どうしてもコーチィに結果を求めてしまう傾向があります。

自分の想定するよりも技術の習得が遅い。同じ過ちを何度も繰り返す。言動と行動が伴わない。向上心、やる気が感じられない。

本来、目的意識の持ったコーチィがコーチに従事して目標に辿り着くサポートを受けるかと思います。

しかしながら実社会では、目的意識の持たないコーチィを指導しなければならない人も多いのではないでしょうか。

企業や組織にもよると思いますが、新入社員と教育係という図式が分かりやすいでしょうか。

中には夢や目的意識を持って入社する人材も多いとは思いますが、全員が全員そんなことはなく、なんとなく試験を受けて合格したから入社した。という人材も中には居るかと思います。

そのような人材をコーチするのは難しそうですよね。

どうやってコーチしましょうか。

人って興味がある事には集中できますよね。まずはどうにかして興味を持ってもらいましょうか。

どうやって?(汗

やる気スイッチって人によって違いますからね(笑

運動部出身ならば、業務をスポーツに例える?

同じ趣味を探してそこから切り出す?

真面目な性格そうだったら、小さな成功体験を積み重ねて自信を付ける?

お笑い好きならユーモアから攻める?

数打てば当たるかも知れませんが、数打っても当たらない確率もあると思いますよ。

それでもコーチはコーチィの可能性を信じて、見返りを求めず寄り添い励まし、時にはコンフォートゾーンからはみ出て能力の解放を促し、プレッシャーが過多だと思えばインプットを抑えて傾聴する。

様々なスキルを駆使しながらコーチィが目的地に辿り着くのをサポートするのがコーチです。

一筋縄でいかないからこそ、やり甲斐があるのではないでしょうか。

新人や若手のコーチングでお困りの方がいらっしゃればコメントお待ちしております。

一緒に頑張りましょう。

Have a nice your journey!

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です