一昔前はコーチ/師と呼ばれる方々は威厳こそが、最強のツールであるかのように弟子たちに振舞っていました。
師の前で弟子たちは直立不動で、教えを乞うていました。反論など許されるはずもなく、師が黒と言えば全てが黒になっていました。そのような教育がまかり通っている限り、指導を受ける側は考えることを止めてしまいますよね。
しかし、今となってはもはや威厳による指導は時代遅れとなっていますよね。
最近のコーチの象徴としては、WBC日本代表監督の栗山監督、仙台育英高校野球部監督の須江監督、慶應高校野球部監督の森林監督、サッカー日本代表監督の森保監督、青山学院大学駅伝部監督の原監督など、各業界で成功しているコーチ業の方々は威厳ではなく選手に寄り添ったコーチング能力が長けているように映りますよね。それは決して選手を甘やかすとかではなく、個々の長所、短所を把握した上でコンフォートゾーンから抜け出させ、モチベートして更なる高みに引き上げるプロセスを取っているように見えます。
世の中のコーチの皆さんに見習ってほしいですね。
みなさんの近くにいる両親、先生、監督、親方、オーナー、⚪︎⚪︎長、先輩、上司、士業の方々などで、未だに威厳にしがみついている方はいませんか?
そのような先生方に真正面から「時代遅れですよ」とはなかなか言えないでしょうし、言ったところで聞き入れてはもらえないでしょうから、難しいところですね。
そのような方々が気付かずにカスタマーハラスメントとかやってしまいそうですね。
自分に全く関係ない人であったら、ほっといても良いとは思いますが、自分と近い関係で一緒に食事などする機会があるようですと、食事の雰囲気とか一気に悪くなってしまいますからね。
どうやって気づいてもらいましょう?
師が店員に嫌味を言った後に「もし、私がバイトでお客さんにそんな事言われたらショックで止めちゃいますよ!」
師が何か言う前に「この子は最近バイト始めたばっかりなんですかね?」とか「慣れない作業一生懸命頑張ってますね」とか、「自分がお酒を飲まないから注文間違えちゃったんですかね」などなど、店員さんの立場になって物事を先回りして言えると気づきを与えられるかも知れませんね。その中に軽いユーモアが入っていたら尚いいと思いますよ。(先生笑うと可愛いですね。などなど)
師弟関係の場合、師が弟に対してコーチングをするのが一般的ですが、決してそれは絶対ではなく、弟の立場から師をコーチングすることも可能なのです。今回のお題のように。
その時のポイントとしては、直球で論破するのは逆効果になってしまいますので、相手に気付きを与えられるような問いをしたいですね。相手がそのような考え方もあるんだ。って思ってくれたらラッキーくらいで、結果を意識し過ぎることなく軽い感じでジャブ打ってみて下さい。
もっともっとコーチングが広まって、マイノリティ/弱者視点の考え方が理解されて、みんなが生きやすい世の中にしたいですね。
いっしょにがんばりましょう。
Have a nice your journey!
コメントを残す